教室実践日記「七転び八起き」

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zoom RSS 金子みすヾの詩「ふしぎ」を学習しました

<<   作成日時 : 2017/07/10 20:52   >>

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ふしぎ
     金子みすゞ

わたしはふしぎでたまらない、
黒い雲からふる雨が、
銀にひかっていることが。

わたしはふしぎでたまらない、
青いくわの葉たべている、
かいこが白くなることが。

わたしはふしぎでたまらない、
たれもいじらぬ夕顔が、
ひとりでぱらりと開くのが。
 
わたしはふしぎでたまらない、
たれにきいてもわらってて、
あたりまえだ、ということが。
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何度か音読した後,

何連の詩か?

詩には何が登場するか

話者がふしぎでたまらないのは何か?

を問うた後,

対比されているものを列挙させました。




「青」と「白」
「黒」と「銀」
「雲」と「雨」
「葉」と「かいこ」
「ふしぎ」と「あたりまえ」

が出されました。




次に,どの連が一番重要か問いました。

数分の討論で「四連」に確定しました。

一連から三連の内容をまとめているから,

という理由でしたが,

ここで全く予期せぬ意見が出ました。





「話者は一〜三連で色々ふしぎに思ったが,

四連で あたりまえ だと思えるように変化した」

という意見です。





「同じように思った人?」と問うたら

4人手を挙げました。






「話者は今でも色々なことがふしぎに思えているかどうか」

討論しましたが,

相手を説得する決め手に欠けました。





授業終了時刻が近付いたので,

文章のレトリックの一つ「倒置法」を教えました。





「私は昨日,新潟へ行ったよ」という文は,

主述をひっくり返すと

「昨日,新潟へ行ったよ,私」となります。

「新潟へ行ったよ,私,昨日」

という表現もあり得ます。





ふだんの会話では,

むしろ倒置法を多用しているのかもしれません。




金子みすゞの詩「ふしぎ」は

各連が倒置法で記述されています。

通常文に直すと四連は

「たれにきいてもわらってて、

あたりまえだ、ということが,

わたしはふしぎでたまらない」

となるのですね。




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